アフリカとの出会い44

  「アフリカンフェスタ横浜2010」
   

  アフリカンコネクション 竹田悦子
 
  梅雨の晴れ間だった6月12と13日、横浜の赤レンガ倉庫にて「アフリカンフェスタ横浜2010」が開催された。

 アフリカと日本を繋ぐ団体、人、モノ、文化などが一同に会し、それぞれの理解をより深めていこうとする催しである。私は5年ぶりにこのフェスティバルを訪れてきた。5年前と違ってすべての面で、大きくなっていた。有名人も多数参加し、ステージも大きくなり、NGOやアフリカと関わる企業のブースも増え、参加者も来場者もとても多くなっていた。アフリカ料理の屋台も数多く並び、普段はお目にかからないアフリカの料理が、当たり前のように並んでいた。現在開催中のサッカーワールドカップの影響もあり、南アフリカのブブゼラという楽器を吹き鳴らす人、太鼓の音、ダンスなど、暫くいると自分が横浜にいるのを忘れてしまう。

 日本にいるアフリカの人たちも増えてきたように思う。特に日本人とアフリカ人の血を引く子供達が本当に多くなった。日本生まれのアフリカの血を引く子供達の存在は、今後の日本とアフリカの関係をどう変えていくだろうか?そんなことを考えながら、アフリカ雑貨を売るお店やアフリカでいろいろな活動をしている団体を見て回り、屋台でケニア料理を買って食べてみた。横浜で、沢山のアフリカ人に囲まれて、アフリカ料理を食べている自分。なんだか不思議な気分だった。

 今年は初めて子供達も連れて行った。子供達は誰とでもすぐ仲良くなる。スーダンやナイジェリア、カメルーンの血を引く子供達ともすぐ仲良くなって、かけっこやおしゃべりを楽しんでいた。そんな姿を眺めながら、日本人、アフリカ人がお互いの垣根を越えて、人として地域で繋がり合うことが自然に出来る社会の創造を願って止まなかった。

 来年もフェスタは開催される予定ですので、是非出かけて見て下さい。今年のフェスタの概要は、以下のURLで確認できます。
 http://www.africanfesta2010.com/index.html



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